2022年5月5日:菜の花とカリン。
5月に入り、菜の花が咲き始めました。以前大雨ときに近所の圃場から流れてきたようで、それから自然とこの時期になると農園を黄色くそめてくれます。
ブルーベリーも開花しはじめ、いよいよここ蔵王の七日原高原の遅い春もたけなわです。
今年は、カリンの花が初めて咲きました。2017年に植え付けたのですが、木ばかり大きくなって全然咲かないのであきらめていたのですが、今年はやっと開花しました。カリンは1本でも実をつけるそうなので楽しみです。
カリンはバラ科カリン属の落葉高木です。中国から日本へ渡来した薬用にもされる果樹です。果実は同科のマルメロとよく似ています。その果実は生食はできませんが、カリン酒や砂糖漬け、のど飴などの原料となります。
果実は名前を和木瓜(わもっか)という生薬で、日本薬局方にも記載されています。薬効は利水作用、鎮咳、鎮痛などですが、現在ではほとんど使われていないようです。
民間療法としての利用法はよく知られています。成熟果実をお酒や砂糖に漬けて果実酒やシロップにしたり、乾燥させた果実を煎じたりして、咳止めや疲労回復に利用されています。
もし実がなったらカリン酒を作ってみたいと思っています。ブログでも紹介しますので期待しないでお待ちください。
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