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2022年5月

2022年5月30日 (月)

農園のイチゴ

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5月29日のイチゴの花と実です。3年くらい前に植えて周りの草をとるくらいで、ほぼ放任状態ですが、毎年実をつけます。年々実の数が多くなっているような気がしますす。

 イチゴといえばクリスマスケーキを思い出すなど、冬の食べ物というイメージが強いですが、実は春の食べ物です。ここ春が遅い蔵王の七日原高原では5月に花が咲き始め、6月が旬です。

 一般に冬に食べられているのは温室で加音して栽培されたもので、季節遅れだと感じる今安く販売されているイチゴが路地栽培されている本来のイチゴです。

 温室で栽培されているイチゴは1年性で毎年苗を更新して栽培しますが、本来イチゴは多年草です。温室栽培のイチゴが病害虫に弱く、徹底したん農薬散布が必要と言われていますが、当農園のイチゴは無農薬でほぼ放任栽培です。

 イチゴは高温多湿に弱く、当農園のイチゴも夏はウイルス病などにかかってしまうのですが、秋になるとまた回復して次の春には実をつけます。植物の生命力の強さを感じるこの頃です。そのせいか食べると植物のエネルギーをいただくような感じがします。

2022年5月22日 (日)

5月21日のブルーベリー

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2020年5月21日の農園のブルーベリーです。写真はノーザンハイブッシュ系のレカという品種です。早生の品種なので一部は花が終わって小さな実がついているのがみえます。

ブルーベリーは、たくさんの品種がありますが、大きくはノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系とラビットアイ系の3系統に大別されます。

 ノーザンハイブッシュ系はブルーベリーの代表的な品種で、酸味と甘味がバランスしたこれぞブルーベリーという品種が多いのが特徴です。育てるには耐寒性はあるが、日本の暑い夏は苦手です。ここ蔵王では、夏あまり暑くならないせいかよく育ち、当農園では約20品種ほど栽培しており、農園の主力品種です。

 ラビットアイ系は甘くて食べやすいのが特徴で、丈夫な品種が多く日本の暑い夏にも耐え、よく育つので関東以西のブルーベリー園では主力品種として植えられているようです。ただし、寒さにはあまり強くなく東北南部が栽培の限界と言われていて、ここ宮城のブルーベリー園ではあまり栽培栽培されtげいないようです。当農園では、約15品種ほど栽培しています。一般的に、ノーザンハイブッシュ系に比べて生育状況がよく大きくなるのですが、やはり寒さが厳しい年は凍害で痛み、収穫量が落ちます。

 サザンハイブッシュ系は、ノーザンハイブッシュ系とラビットアイ系のよいところを合わせもつ系統と言われています。ラビットアイ系と同様に寒さにあまり強くないのですが、極草生の品種があるのが大きな強みです。当農園では、早い時期の収穫を期待して試験的に5品種ほど栽培していますが、今のところあまりうまくいっていません。

2022年5月 7日 (土)

2022年5月5日:菜の花とカリン。

 5月に入り、菜の花が咲き始めました。以前大雨ときに近所の圃場から流れてきたようで、それから自然とこの時期になると農園を黄色くそめてくれます。

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 ブルーベリーも開花しはじめ、いよいよここ蔵王の七日原高原の遅い春もたけなわです。

今年は、カリンの花が初めて咲きました。2017年に植え付けたのですが、木ばかり大きくなって全然咲かないのであきらめていたのですが、今年はやっと開花しました。カリンは1本でも実をつけるそうなので楽しみです。

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カリンはバラ科カリン属の落葉高木です。中国から日本へ渡来した薬用にもされる果樹です。果実は同科のマルメロとよく似ています。その果実は生食はできませんが、カリン酒や砂糖漬け、のど飴などの原料となります。

 果実は名前を和木瓜(わもっか)という生薬で、日本薬局方にも記載されています。薬効は利水作用、鎮咳、鎮痛などですが、現在ではほとんど使われていないようです。

 民間療法としての利用法はよく知られています。成熟果実をお酒や砂糖に漬けて果実酒やシロップにしたり、乾燥させた果実を煎じたりして、咳止めや疲労回復に利用されています。

 もし実がなったらカリン酒を作ってみたいと思っています。ブログでも紹介しますので期待しないでお待ちください。

2022年5月 1日 (日)

2022年4月30日:季節外れの雪とモモの花の開花!

 いよいよコールデンウイークが始まりましたが、昨晩は季節外れの雪で、日陰には雪が残っていました。

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 が、植物の体内時計はいつも通り進んでいるようで、ハナモモの花が開花しました。蔵王の七日原高原にある当農園では、4月の初旬にウメが開花し、その後アンズ、チェリー、スモモと続き、5月の連休のころにハナモモが開花します。

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 5月にはいるといよいよブルーベリーの開花です。摘花やら草刈りやらいろいろと忙しい季節の始まりです。

プロフィール

フォトアルバム

阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。