満開の菜の花
上の写真は5/18日の農場風景です。ブンブントいうミツバチの羽音と共に、遅い菜の花の満開です。通常ナノハナはサクラの開花とともに満開になり春のお花見の最強タックというイメージがありますが、ここ蔵王の七日原では、五月の今の時期が満開となります。
河川敷や川の土手などを黄色に染め、童謡にも歌われる菜の花(ナノハナ)でが、植物学的にはナノハナという植物はなく、4枚の花弁が十字形に配列した黄色い花をつけるアブラナ科アブラナ属のアブラナや西洋アブラナの花の俗称です。もともと、菜類(アブラナ)の花という意味であり、ナタネ(アブラナ)の花を指すことが一般的でした。しかし、アブラナ科の植物は交雑しやすいため、最近では新たに帰化したものや、畑で栽培されているアブラナ科の野菜などと複雑に交雑して、様々な集団があり、ちょっと手に負えない状態となっているようで、すべての交雑種も含めて、黄色い花が咲くアブラナ科の植物をナノハナと呼んでいるようです。
河川敷などで見られるナノハナの系統は、大きくセイヨウアブラナ系とセイヨウカラシナ系に分けられるようですが、花のつき方や葉のつき方で大まかに見分けられるようで、写真のナノハナはセイヨウアブラナ系統のようです。