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2019年4月

2019年4月22日 (月)

アンズの花

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 2016年春に植えたアンズの花です。2本植えたのですが1本は枯れてしまって、残りの1本が4年目でやっと開花しました。

 アンズ(学名 Prunus armeniaca)は、バラ科サクラ属の落葉小高木です。アプリコットと英名で呼ばれることもあります。原産地は諸説あるものの、中国の山東省、河北省の山岳地帯から中国東北地方の南部とする説が有力とされています。日本では平安時代の文献にのっているほど古くから栽培されています。

 アンズは自家結実性が低いのですが、モモやスモモなどサクラ属の近縁種と容易に交雑すると文献には記載されています。アンズの隣に2本ほどスモモを植えているので結実するかどうか楽しみです。

 アンズは一般的には、サクラより1週間ほど先に咲くと言われていますが、農場の隣のチーズ工場のサクラも今が満開です。(下記写真)

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 仙台市など平野部のサクラはすでにもう散ってしまっていますが、ここ蔵王の七日原は約1週間〜十日ほど遅いのでいまが見頃です。

2019年4月15日 (月)

原種チューリップの花

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上は4/14日の農場の写真です。今年は暖冬で3月中には暖かい日が続いたのですが、4月になって寒さが戻ってきて2回も雪が降り 、日陰にはまだ残雪が残っています。

 しかし、あちこちで本格的な春を告げる花々が咲き始めています。下の写真は、原種チューリップの写真です。4月の花壇の花の代表といえばチューリップかもしれません。チューリップは秋植えの球根植物で、多種多様の品種があります。その数は5000種を超えるとも言われています。花色や花姿が豊富で、早春から春の花壇の彩りとして、欠かせない植物です。

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 ゴージャスな鑑賞用に品種改良されたチューリップと違って、原種チューリップは水仙のような清楚な花です。チューリップはユリ科チューリップ属の植物です。和名は鬱金香(うこんこう、うっこんこう)です。アナトリア(トルコ)、イランからパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンのステップ地帯が原産です。もともとは冷涼で雨の少ない植物にとって厳しい環境で生育していた植物です。生産地ではオランダが非常に有名で、各国へ輸出されています。トルコからオランダにチューリップが伝わったのは16世紀頃とされています。日本には、最初江戸時代後期に伝来しましたが、一般的に普及したのは大正時代に入ってからのようです。富山、新潟両県が日本でのチューリップの大規模な栽培拠点です。富山県にはチューリップの名を冠した民放テレビ局も存在しています。

 チューリップは、毎年花が咲き終われば掘り上げて保存し、秋に植付けるのが普通ですが、原種チューリップは、2〜3年位植えっぱなしでも大丈夫なようです。肥料もほとんどいらないので手のかからない植物です。日本では原種と言われるものは約20種ほど販売されてるそうなので、今年の秋にはもう少し増やしてみようと思っています。

2019年4月 7日 (日)

4月の野の花ハーブファーム

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 上の写真は4月7日の農場の写真です。下は1週間前の写真です。今年は暖冬で雪も少なかったのですが、3月末になって寒い日が続き雪も降ったりしたのですが、やっと暖かくなってきました。農場の周りの陽だまりではオオイヌノフグリの青い可憐な花が盛りです。

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 農場では2016年に植えたウメの花が咲き始めました。白加賀という品種です。昨年は1輪しか咲かなかったので、今年は実がなるかどうか楽しみです。

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プロフィール

フォトアルバム

阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。