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2014年5月

2014年5月24日 (土)

七日原高原

今回の記事は当ファームがある七日原高原についてです。

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七日原より望む蔵王連峰

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七日原より望む青麻山

 七日原高原は蔵王連峰と青麻山の間の、遠刈田温泉街の西側、蔵王山麓に広がる高原です。酪農が盛んで、広大な牧草地帯が広がっています。青麻山は、連峰の東側に位置する独立峰で古い複式火山です。遠望が利かない場合などは、蔵王連峰かと思うほど堂々とした感じだの山で、古くは、奈良から平安時代には「大刈田山」と呼ばれ蔵王の刈田嶺の噴火を沈めるために遥拝した山といわれています。蔵王連峰の展望が最高です。

 七日原には北原尾という地名があります。北原尾は太平洋戦争後、パラオからの引揚者が入植した場所です。パラオは、太平洋上のミクロネシア地域の島々からなる国です。 ミクロネシアにはマリアナ諸島も含まれており、グアムやサイパンもミクロネシアです。

 パラオは第一次大戦後、ドイツの植民地支配を脱し日本の委任統治領になりました。旧首都のコロールには南洋庁及び南洋庁西部支庁(パラオ支庁)が置かれ、パラオは周辺諸島における植民地統治の中核的な島となり、多くの日本人が移住しました。その当時パラオ支庁管内の住民の4人に3人は日本人となったとされています。

 現在でもパラオの長老たちは日本のことを「内地」と呼び、世界で最も親日感情が高い国、といっても過言ではないようです。 北原尾には、2001年8月にパラオ共和国のレメンゲサウ大統領が訪問したと、ウイキペデイア日本語版には記載されていました。

2014年5月17日 (土)

遠刈田温泉

今回は当野の花ファームのある蔵王七日原高原の入口にある遠刈田温泉のご紹介です。

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遠刈田温泉の公衆浴場”神の湯”

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蔵王通り

 遠刈田温泉は、宮城県刈田郡蔵王町(旧国陸奥国、明治以降は磐城国)にある温泉です。蔵王連峰の東麓に温泉街があり、また周辺の高原地帯にも広く宿泊施設などが点在しています。開湯は約400年前の1601年(慶長6年)とされてますが、そのはるか以前、金商人の金売橘次によって開かれていたとも伝えられています。江戸時代から、蔵王連峰・刈田岳山頂にある蔵王権現(現在の刈田嶺神社(奥宮))への講中登山の宿場町あるいは湯治場として賑わいをみせていました。

 この地はまた鳴子温泉、土湯温泉、温湯温泉などと共にこけしで名を知られた温泉でもあり、街の周辺には幾つかの製造所が見られます。遠刈田系(遠刈田温泉・宮城)のこけしは、頭頂に赤い放射線状の飾りを描き、さらに額から頬にかけて八の字状の赤い飾りを描くのが特徴です。胴は手書きの花模様で菊や梅を重ねたものが一般的で、まれに木目模様などもあります。

Img_3320松川にかかる”こけし橋(遠刈田大橋)”

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こけし橋より蔵王連峰を望む

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こけし橋より七日原方面を望む

 ”こけし橋”より坂を登ると、七日原高原です。七日原孝元には蔵王の観光地や、引揚者が開拓した牧場や農地、また別荘地などが数多く点在しています。

 

2014年5月10日 (土)

烏帽子岳と水仙

 当ファームの正面に見える山は、スキー場のある烏帽子岳です。今回は当ファームより車で15分ほどの所にあるみやぎ蔵王えぼしスキー場の水仙祭りのご紹介です。

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 烏帽子岳は、宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰の主峰群の前山です。蔵王連峰(ざおうれんぽう)は、奥羽山脈の一部を構成する連峰です。深田久弥の日本100名山にもその名があります。古くは刈田嶺(かったみね、かったね、かりだのみね)、不忘山(わすれずのやま)と呼ばれていました。主な峰としては、北より熊野岳(1,841m)、刈田岳(1,758m)、杉ヶ峰(1,745m)、屏風岳(1,825m) 、不忘山(1,705m)などがあります。今では観光道路(蔵王エコーライン)が頂上付近迄通じており、手軽に観光、トレッキングを楽しむことができます。主峰は山形県側に位置する熊野岳(1,841m)です。玄武岩、安山岩の成層火山群の活火山でもあり、新噴気口や火口湖の御釜は観光地としても有名です。冬はスキー場が有名で、特に樹氷は全国的し知られています。

 烏帽子岳にはみやぎ蔵王えぼしスキー場があります。えぼしスキー場ではえぼしすいせん祭りを開催中です。ゲレンデ一杯の50万株の水仙が見事です。スキー場ではゴンドラが運転していますので、蔵王連峰の手軽なトレッキングも楽しめます。これからの季節にお勧めです。

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2014年5月 3日 (土)

ブログ.蔵王野の花ファーム公開いたしました。

ブログ野の花ファーム公開いたしました。

 仙台のハーブショップ、定禅寺ハーブギャラリーの蔵王野の花ファームの歳時記です。蔵王連峰のふもとにある野の花ファーム周辺の季節おりおりの風景をご紹介します。

 蔵王野の花ファームは、こけしで有名な蔵王遠刈田温泉から車でほんの5分ほどの七日原抗原の入口にあります。七日原高原は、遠刈田温泉街の西側、蔵王山麓に広がる高原です。酪農が盛んで、広大な牧草地帯が広がっています。天気のいい日は蔵王連峰の烏帽子岳を身近に望むことができます。

Img_3025野の花ファームより蔵王烏帽子岳を望む。

蔵王連峰(ざおうれんぽう)は、奥羽山脈の一部を構成する連峰で、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置しています。主峰は山形県側に位置する熊野岳(1,841m)です。玄武岩、安山岩の成層火山群の活火山であり、今でも新噴気口や火口湖の御釜が見られます(いずれも宮城県側)。火山の恩恵である温泉が両県の裾野に数多く存在し、スキー場も多く設置されています。。両県における主要観光地の1つで、特に山形県側の蔵王スキー場と、冬の樹氷は有名です。宮城県側ではあまり樹氷をみることはできませんが、厳冬期には樹木についた霧氷がきれいです。下は2月初旬の写真です。

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プロフィール

フォトアルバム

阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。