2022年6月23日 (木)

2022年6月19日:ダマスクローズの開花。

昨年秋に植え付けたダマスクローズです。

香水や化粧品など高価なバラの香りの原料として有名なダマスクローズは、学名Rosa.damascenaという、オールドローズ系のバラの品種です。ブルガリアのバラの谷が有名ですが、その他トルコやイランなどで栽培されています。

バラは高温多湿の日本では病害虫に冒されやすく無農薬栽培は無理といわれています。そのため今までは栽培してきませんでしたが、ダマスクローズは無農薬でも栽培可能という記事を読んで栽培してみることにしました。

昨年秋に植え付けたのですが、順調に育って今年はたくさん花をつけてくれました。香りも強い優雅なバラの香りです。

 この秋から本数を増やしていこうと思っています。ジャムヤフローラルウォーターも作ってみたいと思っています。今後が楽しみです。

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2022年6月 6日 (月)

2022年6月3日:農園のクワの実

 

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農園の周りに自生しているヤマグワの実です。童謡(赤とんぼ)の歌にも出てくるクワの実です。ハーブのマルベリーという植物はこのクワのことです。今は赤く色づいていますがまだ酸っぱいです。この後紫色に変わると食べごろです。小さいですがとても甘いです。小さな実ですがとても甘いです。口の周りが紫色になってしまうのが欠点です。

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 こちらは、栽培しているララベリーです。クワの栽培品種で実はヤマグワの3〜4倍の大きさがあります。ただし甘さはほどほどです。まだ緑色でヤマグワより1週間ほど遅れて熟します。

2022年5月30日 (月)

農園のイチゴ

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5月29日のイチゴの花と実です。3年くらい前に植えて周りの草をとるくらいで、ほぼ放任状態ですが、毎年実をつけます。年々実の数が多くなっているような気がしますす。

 イチゴといえばクリスマスケーキを思い出すなど、冬の食べ物というイメージが強いですが、実は春の食べ物です。ここ春が遅い蔵王の七日原高原では5月に花が咲き始め、6月が旬です。

 一般に冬に食べられているのは温室で加音して栽培されたもので、季節遅れだと感じる今安く販売されているイチゴが路地栽培されている本来のイチゴです。

 温室で栽培されているイチゴは1年性で毎年苗を更新して栽培しますが、本来イチゴは多年草です。温室栽培のイチゴが病害虫に弱く、徹底したん農薬散布が必要と言われていますが、当農園のイチゴは無農薬でほぼ放任栽培です。

 イチゴは高温多湿に弱く、当農園のイチゴも夏はウイルス病などにかかってしまうのですが、秋になるとまた回復して次の春には実をつけます。植物の生命力の強さを感じるこの頃です。そのせいか食べると植物のエネルギーをいただくような感じがします。

2022年5月22日 (日)

5月21日のブルーベリー

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2020年5月21日の農園のブルーベリーです。写真はノーザンハイブッシュ系のレカという品種です。早生の品種なので一部は花が終わって小さな実がついているのがみえます。

ブルーベリーは、たくさんの品種がありますが、大きくはノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系とラビットアイ系の3系統に大別されます。

 ノーザンハイブッシュ系はブルーベリーの代表的な品種で、酸味と甘味がバランスしたこれぞブルーベリーという品種が多いのが特徴です。育てるには耐寒性はあるが、日本の暑い夏は苦手です。ここ蔵王では、夏あまり暑くならないせいかよく育ち、当農園では約20品種ほど栽培しており、農園の主力品種です。

 ラビットアイ系は甘くて食べやすいのが特徴で、丈夫な品種が多く日本の暑い夏にも耐え、よく育つので関東以西のブルーベリー園では主力品種として植えられているようです。ただし、寒さにはあまり強くなく東北南部が栽培の限界と言われていて、ここ宮城のブルーベリー園ではあまり栽培栽培されtげいないようです。当農園では、約15品種ほど栽培しています。一般的に、ノーザンハイブッシュ系に比べて生育状況がよく大きくなるのですが、やはり寒さが厳しい年は凍害で痛み、収穫量が落ちます。

 サザンハイブッシュ系は、ノーザンハイブッシュ系とラビットアイ系のよいところを合わせもつ系統と言われています。ラビットアイ系と同様に寒さにあまり強くないのですが、極草生の品種があるのが大きな強みです。当農園では、早い時期の収穫を期待して試験的に5品種ほど栽培していますが、今のところあまりうまくいっていません。

2022年5月 7日 (土)

2022年5月5日:菜の花とカリン。

 5月に入り、菜の花が咲き始めました。以前大雨ときに近所の圃場から流れてきたようで、それから自然とこの時期になると農園を黄色くそめてくれます。

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 ブルーベリーも開花しはじめ、いよいよここ蔵王の七日原高原の遅い春もたけなわです。

今年は、カリンの花が初めて咲きました。2017年に植え付けたのですが、木ばかり大きくなって全然咲かないのであきらめていたのですが、今年はやっと開花しました。カリンは1本でも実をつけるそうなので楽しみです。

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カリンはバラ科カリン属の落葉高木です。中国から日本へ渡来した薬用にもされる果樹です。果実は同科のマルメロとよく似ています。その果実は生食はできませんが、カリン酒や砂糖漬け、のど飴などの原料となります。

 果実は名前を和木瓜(わもっか)という生薬で、日本薬局方にも記載されています。薬効は利水作用、鎮咳、鎮痛などですが、現在ではほとんど使われていないようです。

 民間療法としての利用法はよく知られています。成熟果実をお酒や砂糖に漬けて果実酒やシロップにしたり、乾燥させた果実を煎じたりして、咳止めや疲労回復に利用されています。

 もし実がなったらカリン酒を作ってみたいと思っています。ブログでも紹介しますので期待しないでお待ちください。

2022年5月 1日 (日)

2022年4月30日:季節外れの雪とモモの花の開花!

 いよいよコールデンウイークが始まりましたが、昨晩は季節外れの雪で、日陰には雪が残っていました。

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 が、植物の体内時計はいつも通り進んでいるようで、ハナモモの花が開花しました。蔵王の七日原高原にある当農園では、4月の初旬にウメが開花し、その後アンズ、チェリー、スモモと続き、5月の連休のころにハナモモが開花します。

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 5月にはいるといよいよブルーベリーの開花です。摘花やら草刈りやらいろいろと忙しい季節の始まりです。

2022年4月25日 (月)

2022年4月24日:スモモの開花。

 ここ蔵王の七日原高原では、サクラが咲いたと思ったら今週はあっという間に散ってしまいましたが、サクラが散る頃に、やっとスモモの花が満開になります。

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 農園では、2016年の春に2本スモモを植えました。ソルダムとサンタローザという品種です。スモモは他の果樹に比べて比較的育てやすい果樹で、あまり虫もつかず木は順調に大きくなり、2〜3年で花が咲き始め、ぽちぽち収穫もできるようになります。しかし、昨年は花が咲いてからの寒の戻りの影響か実がつかなかったので、今年は期待しています。

 ここ蔵王では今頃はまだ蝶やハチなどの活動も少なく、受粉しにくいのかなとも考え、今年は受粉用にもう一本、ハリウッドというスモモの品種を植えました。

 ネットショップのカタログによれば、

 ”ハリウッドは、別名アカバザクラ(赤葉桜)とも呼ばれている。赤紫の葉が鮮やかな紅葉李(べにばすもも)です。果実は50~60gと小果ですが、果汁が多くてジューシー。赤紫色の葉と同時に五弁の薄いピンク~白花を咲かせ、また秋の紅葉も美しいです。

 と記載されています。花が多くたの品種の受粉樹にはおすすめとあるので、2〜3年後が楽しみです。

 

2022年4月17日 (日)

2022年4月17日、冬の戻り?

 先週は暖かい日が続き、当サイトの蔵王の農園でもやっとスイセンの花が咲いたと思ったら、本日の朝は、寒さがもどって氷点下になったみたいで、一面霜で真っ白で、霜柱も立っていました。開花したウメやヘーゼルナッツも霜でやられていないかちょっと心配です。

76db83c92b7f496c80ab997f65ce6745 191db90b00c14fb3b602f9e6571f8399一面の下と霜柱

 やっと咲いたスイセンも心なしが寒そうです。

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 ふもとの桜は、もうちりはじめていますが、ここ蔵王の七日原高原はこれから満開を迎えます。やっと遅い春の到来です。

2022年4月11日 (月)

2022年4月9日 梅の花の開花!

 2022年4月9日、やっと農園の梅の花の開花です。ここから車で10分くらいのふもとの蔵王町役場市周辺では、すでに1週間前くらいから満開ですが、当農園の梅はやっと一分咲きくらいです。

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 ふもととより約二週間程度遅いのは、まだたっぷりの雪で覆われている蔵王連邦の山々をわたってくる冷気が、ここ蔵王の七日原高原にたまるせいではないかと考えています。

 ここ七日原地区は、太平洋戦争後、南方パラオよりの引揚者が開拓した土地です。そのためこの辺の地名は北原尾と言います。この冷涼な気候での開墾作業は大変な苦労だったそうで、近所にその労苦をしのんだ石碑がひっそりと立っています。

 梅は2本あるのですが、そのうち1本はここの気候に合わないのか木が弱ってしまいあまり咲きません。梅は他花受粉なので、咲いている1本も実つきがよくありませ。

 たくさん収穫したいと思い今年は新たに2本植え付けました。無事に育てば3年くらいで開花するので、その時が楽しみです。

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2022年4月 4日 (月)

農園の野草。2022年4月2日

 4月2日の農園風景です。

 今回は、春の農園に真っ先に姿をあらわす野草、オオイヌノフグリとフキノトウ、ギョウジャニンニクについての紹介です。

(1)オオイヌノフグリ

 今回、最初に紹介する野草はオオイヌノフグリです。 オオイヌノフグリは春の風物詩、立春が過ぎた頃、陽だまりや暖かい風が地を撫でた時に明るい水色の小さな花を咲かせ、春の訪れを一番に知らせしてくれます。

 当サイトの農園でも真っ先に花を咲かせます。その小さな青い花を見ると、やっと春が来たかと心が和みます。

 オイヌノフグリは日当たりの良い土手や陽だまりで水色の花を咲かせます。ひとつひとつは小さな花ですが、群生して咲くと、日光にきらきら輝いてきれいです。

 今ではどこでも見られる野草ですが、オオイヌノフグリは明治の初めにヨーロッパから日本に伝わってきた帰化植物です。オオイヌノフグリという奇妙な名前の由来は、一説によれば、種の形が雄犬のフグリ(陰嚢)に似ているので、オオイヌノフグリと呼ばれるようになったということです。

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(2)フキノトウ

 フキノトウは、フキの蕾の部分です。花が咲いた後に地下茎から伸びる葉の部分がフキです。ほろ苦い風味が特徴の春の訪れを感じさせてくれます。 

 23年前からブルーベリー園でちらほら見かけるようになりました。今年は去年より数が増えたような気がします。しばらくこのままにしておこうと思っています。数が増えるのが楽しみです。

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(3)ギョウジャニンニク

 ギョウジャニンニクはタマネギやニンニク、ニラなどと同じユリ科ネギ属の多年草です。日本には近畿以北から北海道にかけて分布していますが、東北より南では高山でしか見られません。

 数年前に購入して植え付けたのですが、なかなか増えてくれません。人気の山菜なので、収穫して食べたいのですが、もう少しふえるまで我慢です。

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プロフィール

フォトアルバム

阿部俊暢

宮城県仙台市出身。定禅寺通りのけやき並木と同じ1958年生まれ。2003年阿部代表とともに定禅寺ハーブギャラリーを開業。夢は世界中のハーブを集めたハーブ農場の開設。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。